福島隆史のCSRエピソード | 株式会社サステナビリティ会計事務所(SusA)

CSRコンサルタント福島隆史が、CSR報告書の読み方や考え方、 重要な用語の説明やエピソードを毎日更新します。 企業のCSRご担当者の方や、ステークホルダーの皆さまがCSR報告書について知見を深めていただければ幸いです。

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ほんとうによい報告書とは?

   

報告書の要件っていろいろあると思うのですが、
大事にしたい要件だと今、一番思えることは、
いつ、いかなる状態でも、決まった時に出せる報告書であるかどうか、
だと思っています。

つまり、不祥事が起こったときに、出せる報告書の形式になってるかどうか。

たとえば、環境報告書、であれば、
たとえ不祥事が起こった時でも、公開できる。
社会貢献報告書、でも大丈夫。
でも、CSR報告書、となってくると、なかなか厳しい。

それでも出せるようにするには、そもそも通常の好調な時期から、
あまりよいことばかり強調するような報告書としないことです。

計画をまずは発表し、
それに対する実績報告を粛々と報告する。
そういった基本をふまえたCSR報告書であれば、
たとえ不祥事が起こった時でも、
公開出来るように思います。

企業たるもの、どうしたって30年ぐらいの長いスパンで見れば、
調子の悪い時期って必ずあると思うのです。
そういう時であっても、
必ず継続して出せる内容になっているかどうか、強く意識することとしましょう。

 - 評価の高いCSR報告書

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